本記事では、愛知県名古屋市に本社を置くアイカ工業株式会社についてまとめます。
「アイカ工業ってどんな会社?」
「化学メーカーなの?建材メーカーなの?」
「勤務地はどこが中心なの?」
「年収や研究開発職はどうなんだろう?」
このような疑問を持つ方向けの記事です。
愛知県に研究所を持つ企業をまとめた記事はこちら!
愛知県に研究所を持つ企業まとめ【東海】研究職(化学メーカー、食品メーカー、化粧品メーカー、医薬品メーカー、電機メーカー)
Contents
会社規模・基本情報
| 会社名 | アイカ工業株式会社 |
|---|---|
| 売上高 | 2,486億円(2025年3月末時点・連結) |
| 従業員数 | 5,250人(2025年3月末時点・連結) |
| 市場情報 | 東証プライム市場・名証プレミア市場 |
| 本社 | 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番1号 JPタワー名古屋26階 |
| 主な拠点 | 本社、全国の支店・営業所、R&Dセンター(福島・愛知・兵庫)、技術部(群馬・愛知) ほか |
アイカ工業とはどんな会社?
アイカ工業は、化成品事業と建装建材事業の2本柱を持つメーカーです。
社名だけでは少し分かりにくいですが、実際には接着剤、建設樹脂、機能材料、メラミン化粧板、不燃化粧板、各種建材など、かなり幅広い製品を展開しています。
つまり、アイカ工業は「化学メーカー」と「建材メーカー」の両方の顔を持つ会社です。どちらか片方だけで理解すると、会社の全体像を見誤ります。
アイカ工業の強み
アイカ工業の強みは、化学とデザインの両方を軸に事業を展開していることです。
公式サイトでも、化成品と建装建材の2事業でシナジーを生みながら価値創造を行う会社として説明されています。
具体的には、化成品事業では接着剤や建設樹脂、機能材料などを展開し、建装建材事業ではメラミン化粧板をはじめとする建材分野で強みを持っています。特に、メラミン化粧板は国内シェアNo.1とされています。
加えて、アイカ工業は日本で初めてユリア樹脂接着剤を開発した会社でもあります。知名度だけでなく、技術の歴史という意味でもかなり強い会社です。
売上高・会社規模
アイカ工業の連結売上高は2,486億円、連結従業員数は5,250人です。
この規模感を見ると、愛知の有力企業というより、全国・海外に展開する大手メーカーとして見た方が自然です。実際、公式サイトでは13の国と地域に52社の連結会社があると案内されています。
また、海外売上高比率は48.0%で、売上のかなり大きな部分を海外が占めています。国内だけで完結する会社ではありません。
勤務地はどこ?愛知県で働ける?
本社は名古屋にありますが、勤務地は職種によってかなり異なります。
研究開発・生産技術職の主な初期配属勤務地は、R&Dセンターが福島・愛知・兵庫、技術部が群馬・愛知、生産技術が愛知とされています。
一方、営業職の初期配属勤務地は、本社および全国の支店・営業所です。北海道から沖縄まで幅広く拠点があります。
つまり、技術系職種を志望する場合でも、愛知勤務の可能性は十分ありますが、勤務地を愛知に完全固定できる会社ではありません。そこは最初から理解しておいた方がいいです。
独身寮・社宅はある?
採用情報では、福利厚生として社宅が案内されています。
そのほか、財形貯蓄制度、社員持株制度、住宅貸付金制度、個人年金積立金制度、退職金制度、育児費用補助、カフェテリアプランなども掲載されています。
大手企業らしく、福利厚生はかなり整っている部類です。勤務地が広い会社なので、住居制度があるのは重要です。
初任給・年収
採用情報では、研究開発・生産技術職、営業職ともに初任給は以下の水準です。
博士了:281,440円
修士了:270,000円
学部卒:250,000円
また、有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は781.3万円、平均年齢は41歳2カ月、平均勤続年数は16年5カ月です。
もちろん、平均年収は年齢構成や役職を含んだ数字です。若手全員がこの水準という意味ではありません。ただ、メーカーとして見れば十分に見やすい数字です。
福利厚生や働きやすさは?
採用情報では、休日休暇は週休2日制(土日、年数回土曜出社あり)、祝日、夏季・年末年始休暇、有給休暇、慶弔休暇、特別休暇などで、年間休日124日とされています。
また、採用サイトの「数字で見るアイカ」では、有給休暇取得率70.0%、平均継続年数16.4年、育休取得率は女性100%・男性69.7%とされています。
この手の会社は忙しい部署ももちろんありますが、少なくとも制度面の整備はしっかりしています。長く働ける会社かどうかを見るうえで、このあたりは強みです。
研究開発職・技術系職種を目指す人にも向いている
アイカ工業の研究開発・生産技術職では、研究開発職が新商品開発、生産技術職が既存商品の改良を担うとされています。
有価証券報告書でも、研究開発は「高機能」「省工程化」「気候変動対応」などをキーワードに進められており、化成品分野では反応性ホットメルト、水系エポキシ樹脂系塗り床材、反射防止フィルム、塗装代替フィルム、天然由来原料を用いた有機微粒子製品などの開発が紹介されています。
つまり、アイカ工業は単なる営業会社でも、単なる建材会社でもありません。接着剤、高分子、建材、機能材料、電子材料まで研究テーマが広く、理系人材にとってはかなり面白い会社です。
アイカ工業はこんな人に向いている
アイカ工業は、次のような人に向いています。
- 化学メーカーと建材メーカーの両方に興味がある人
- 接着剤、樹脂、建材、機能材料など幅広い分野に関心がある人
- 研究開発、生産技術、営業など幅広い職種を見たい人
- 愛知に本社を置く大手企業を見たい人
- 国内だけでなく海外展開しているメーカーに興味がある人
逆に、勤務地を狭く限定したい人や、完成品メーカーだけを志望している人には少しズレるかもしれません。
ただ、知名度だけで企業を選ぶと、こういう中身の強いBtoB企業を普通に取りこぼします。アイカ工業はその典型です。
まとめ
アイカ工業は、愛知県名古屋市に本社を置く上場メーカーであり、化成品と建装建材の2事業を柱に成長してきた会社です。
メラミン化粧板の国内シェアNo.1、日本初のユリア樹脂接着剤開発という実績に加え、現在は接着剤、建設樹脂、機能材料、電子材料まで広い領域に展開しています。
化学、建材、材料開発に興味がある人にとっては、有力候補の一社です。
理系博士の趣味日記
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